Clef de Beau-Marketing

2018/4/2創刊★美容マーケティングに特化した業界専門Webメディア Clef de Beau-Marketing (クレド・ボー・マーケティング)

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2018 / 08 / 20  11:00

【ビューティーフード/インナービューティー】《Breaking NEWS》遺伝子組み換え食品のこれから

先日話題になった、ある企業の遺伝子組み換え食品プロモーションでの肯定誘導問題。専門家の立場からすると、非常に残念な話でした。遺伝子組み換え(GMO)については、これまでも何度かこちらで述べてきましたが、業界的にはトレンドキーワードの1つにNon-GMO(非遺伝子組み換え)があり、美容や健康志向の高い層に世界的にニーズが高い要素です。グローバルのNon-GMO市場規模は5500億ドル(2015年データ)で、特に多くGMO食材が流通するアメリカでは2014年実績が2000億ドルの市場規模に達し、これはグローバル規模で考えるとアメリカが36%も貢献していることになります。さらに市場拡大は進み、2019年までにグローバル市場の3/4にまで達すると見込まれている強力な市場です。

そもそもNon-GMOトレンドの流れは、GMO食材が日常流通することが多い北米などで、GMO食材は健康を害するのではないかという一部誤解があり、それが浸透していったことが始まりです。さらに、ナチュラル&オーガニックのニーズが高騰し、オーガニックと非常に関係性の高いNon-GMOがそれと合わせて健康志向のためのキーワードになってきた背景があります。また、”クリーンラベル”志向の影響などから、Non-GMOについての明確なラベル表示または認証なども求められているところから、世の中のトレンド的には排除されている傾向にあります。ただ、知られてないことが多いのですが、遺伝子組み換え技術については安全が実証されているものもあり、世界でも日本でも遺伝子技術の革新は繁栄していく分野でもあることから、消費者個人の指針や嗜好としてNon-GMOをどうするか決定する必要があります。
とはいえ、Non-GMOはオーガニックと密接していることから、トレンドとしては確実にNon-GMOに向かっていきます。上記のようにいろいろな考え方があるという点を踏まえて、先日のニュースでは誤解を生むということで問題視されたということがあります。GMO・Non-GMOについての企業としての根本の理解、また消費者への説明責任は十分に果たしていく必要がありますね。

さらに今後は、環境配慮やサステナビリティとの関わりも十分に出てきます。ビューティーフード栄養素の一つともいえる、抗酸化作用の高いルティンやゼアキサンチンを高配合するマリーゴールドから抽出した原料は、美容・健康原料として加工食品やコスメなどにも広く採用されていますが、サステナビリティの観点からNon-GMOを目指し、各企業が続々と開発に進んでいます。ひいては、SDGsへの取り組み(投資)への要素の一つになるかもしれませんね。

 

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2018.09.23 Sunday