米サステナビリティ市場拡大と、ミレニアル世代によるグローバル波及

米国の消費者の間で、この数年、サステナブルな製品を求めるニーズが拡大してきました。この動向により、グローバルへの波及も着々と行われており、その市場規模は2021年までに1500億ドルにまで到達すると見られています。

米国消費者の約半数(48%)が、絶対的に、もしくはおそらく、環境に対するインパクトを減らすような消費活動に変えるだろうという消費者調査結果が出ています。特に2018年は、サステナブルな日用品の消費に1285憶ドルも費やされたといわれています。身近な商品でサステナブル消費が多くみられたのは、サステナブル消費が身近になってきた証ではないでしょうか。

2014年以来、毎年20%近くサステナブル製品を購入する消費者が増え、その数は従来製品より4倍も多いとされています。消費者層は、サステナブルな消費に影響力のある消費者(=意識の高い消費者)から、その下のレベルのサステナブルなマインドのある消費者など、段階的に存在します。このサステナブルマインドのある消費者が今後は増加していくことで、2021年までに、140~220憶ドル増の1500憶ドルの市場にまで上るとされているのです。

今日、サステナブル属性の高い製品の売上規模は、全体の22%とも言われ、オーガニック、サステナブル、クリーン(クリーンラベルなど)がサステナブル・カテゴリーの成長に貢献してきました。ある専門調査では、2021年までには全体の25%にまでに上ると予測されています。

どの消費者層がサステナブル製品ニーズを高めるのか。それは米国のミレニアル世代です。
米国の健康・美容市場で大注目されているミレニアム世代ですが、米国の団塊世代の約2倍もいます。そんな彼らが、環境インパクトを減らす製品に変えているという現状があります。また、より環境に配慮する、もしくはサステナブルな成分に配慮した製品に、オーガニック・ナチュラルな成分や、企業の社会的責任を示した製品により注目したいと感じています。
ミレニアル世代は、米国サステナビリティの将来像ともいわれているのです。

サステナビリティにおける世代的な隔たりは、テクノロジーによりさらに加速していくといいます。米国のサステナブル消費者は、その67%がデジタル化に適しているので(デジタルネイティブ)、製品の購入だけでなく、企業が公開しているサステナブルな情報に対して、指で簡単に正しい知識や情報を得ることができます。そこで、ミレニアム世代がサステナブル市場を牽引していると言えるわけですが、ただ、この世代に限らず、米国の60%以上の消費者の間で、“サステナブル・メインストリーム”が起こっています。

もはや、2018年はサステナブル産業元年といっても過言ではありません。企業としては今後、自社製品のポートフォリオを評価し、消費者が購入する製品に採用する成分の環境に与えるインパクトや精密性を理解する必要があります。消費者意見は、“自分や世界にとってヘルシー(健康的)であるか”という考えにシフトし、様々なカテゴリーにわたる日用品の消費に貢献したいと思っています。テクノロジーによって、消費者ニーズや不調に合った成分と正しくマッチできるかどうかを可能にします。これにより、企業はより“クリーン”なコミュニケーションが必要になり、企業のサステナブル要因が消費者に何をもたらすかのデータが必要になってくいきます。つまり、サステナビリティにもテクノロジーは欠かせない要素となっていくでしょう。

サステナビリティにも新しいステージに差し掛かりました。
美容・健康業界で国内でもどう発展していくのか、引き続き注目していきます。