Clef de Beau-Marketing

2018/4/2創刊★美容マーケティングに特化した業界専門Webメディア Clef de Beau-Marketing (クレド・ボー・マーケティング)

コラム一覧

2016 / 02 / 24  13:43

【輸出入マーケティング】中小企業の海外展開には

海外展開、または海外製品の参入を検討する企業が増えています。

『市場参入の方針の決定には、中長期目標の設定、ターゲット顧客、展開商品や品揃え、販路、営業戦略などがありますが、中小企業の海外市場開拓には、①ターゲット市場の絞込み ②差異化(差別化) ③広く販路を確保する が上げられています。』 (日経産業新聞 2月11日付けより抜粋)


上記3つのポイントは、「海外展開の3C」とも呼ばれますが、これに分野別施策が関わってくると私は考えます。
特に化粧品や食品などは、国民性などを考慮した専門的な見解や各国の法律に沿っているかが必須となります。
TPPの影響か、製品輸出を視野に入れている中小企業が増えてきた傾向にあり、メイド・イン・ジャパン製品の海外展開が活発になってくるのではないでしょうか。

また同様に、海外製品の輸入も近年とても増えてきています。
特に化粧品の輸入は新規事業としては大変おもしろい分野ですが、これも同様に法律や専門的見解が必要になります。化粧品輸入には、薬事法(旧名称)に基づいた対応が必要で、薬事の専門家に依頼することも多いと思います。
薬事の専門家のご意見は最もですが、その中でうまく訴求を絞り出し、成分の並べ替え、商品名の決定、使い方提案など美容業界やターゲットに即した市場提案が必要不可欠になります。
私は独自にこれを『薬事前戦略的サポート』と呼んでいて、大変好評をいただいています。

これに付随して、海外製品を扱う場合や世界進出を視野に入れるには、効果的な“翻訳ディレクション”が重要です。
英文資料や規格書の英訳など、翻訳者に出すことも多いと思いますが、それらに戦略的なテイストを入れることも翻訳チェックにおいて重要なポイントになります。(適宜開催する「翻訳ディレクション講座」では、そのコツをお教えしています。)

輸入化粧品の参入は、コツを掴めばとても参入しやすい分野です。
食品についても規制や法律、またオーガニックなど一部の製品ではこれもコツが必要です。
市場が動きやすいこれらの分野には、引き続き注目していきます。

2016 / 02 / 19  13:45

【革新的ビューティー論】【業界時事】自然環境価値の数値化で広がる産業

”富士通研究所は、森林や農地といった自然環境の価値を自治体ごとに金額換算し、16日からインターネットで無料公開する。環境保全計画査定などに役立ててもらう。”
(日経産業新聞1月16日付け『自然の恵み金額換算』より引用・要約)

兼ねてより述べていますが、環境問題の近年は生物多様性などがキーワードに挙げられます。

様々な生物が存在し、関わりあっている生物多様性に由来するものを「生態系サービス」と呼び、独自システムでその一部(森林と農地)をオープンデータを利用して市区町村別に数値化しています。主に日本の中山間地域を対象に、農作物、土壌環境、CO2など項目を見ることができます。

おそらく世界でも大変めずらしい評価基準になると思われます。
どこまで期待できるか未知ですが、
環境を意識したメイド・イン・ジャパン製品の産業発展、ならびに地方創生にも役立つのではないでしょうか。

2016 / 02 / 17  13:48

【オーガニック(コスメ・フード)】最新業界ニュースにみる、オーガニックコスメ市場とこれから

オーガニックコスメ関連でこのようなニュースが出ました。

オーガニックコスメ 「安心・安全」切り口に飛躍の年へ
食品だけでなく、化粧品や日用品にも消費者の厳しい目が向けられている。化学合成原料や防腐剤などを敬遠する人にも注目されているオーガニックコスメは、一般化粧品に後れをとってきた美白や保湿、エイジングケアなどの“機能性”が付加されたこともあり、新規ユーザーの取り込みに成功。近年、スキンケアだけでなく、ヘアケア、ボディケアなどのアイテムが拡充したことも、一般消費者を呼び込むきっかけとなっている。 (健康博覧会HPより)

昨日こちらで述べたように、化粧品業界で、最近“機能性”という言葉が出てきましたが、これは機能性表示食品による影響だと思われます。
ただ、オーガニックコスメの分野では、これも兼ねてより言われてきたことでもあります。


オーガニックコスメとは、日本でも世界でも定義がないのは有名な話。認証ありきでもありません。定義をつけようとしても、すみわけが難しいという点があります。
私はかねてから日本のオーガニックコスメ市場に着目し、混乱や誤解を正そうと普及活動を行ってきました。日本のオーガニックコスメ市場を見てきて、欧米とはまったく違った市場構成があります。日本では消費者のオーガニックコスメの選び方が欧米とは異なるからです。
これは、オーガニックコスメという言葉が独り歩きしてしまった要因です。


なぜオーガニックコスメが良いというかというと、一般的に最初にでてくる「安心・安全」ではなく(何を持って安心安全というかも定義がまた不透明なところ)、それぞれの思想(考え方)や嗜好で異なってきます。これは消費者の選び方にも影響するものです。
ここのポイントを消費者に広めることが一番の近道だと私は考えます。


私は独自に、日本人向けに斬新なオーガニックコスメのカテゴリーわけを行い、こちらでご紹介しています。

・オーガニック原料の配合量(商品形態により異なる)
・石油由来原料、防腐剤など不使用かどうか
・環境的視点(工業・家庭排水への配慮、遺伝子組み換え原料不使用、など)
・社会貢献や国際的視点(女性の社会進出支援、フェトレード、など)
・その他倫理的視点(動物実験しない、など)

無農薬・化学肥料不使用の植物原料を使っているかについては、認証/非認証に限らず、生産団体のサイトやチラシ等でそれぞれ確認することができます。この無農薬などの項目については、野菜などの食品でもいえることですが、「オーガニック≠無農薬」なので、あえて上のカテゴリーには入れていません。


消費者にとって、商品の効果や使用感、機能性もそうですが、こういった視点でオーガニックコスメを見ていくと、本当に奥が深いものです。その上で、新しいマーケティング戦略を行っていきます。

これからも日本のオーガニックコスメ市場の発展に期待しています。


私が主宰するオーガニックコスメ普及委員会はコチラ
一般・業界問わず、各種イベントを行っています。

2016 / 02 / 16  13:51

【美容・インナービューティーマーケティング】【業界時事】機能性化粧品市場規模

「2015 年機能性化粧品市場規模は、14 年比104.5% の1 兆8,957 億円を見込むと発表した。」(出典: 富士経済)


アンチエイジングをはじめとした機能をもつ化粧品を、“機能性化粧品”という呼び方が最近業界で出てきました。
機能性とは、アンチエイジングのほか、ホワイトニング、センシティブケア、ベビー&キッズケアなどなどです。

化粧品業界では、全体的に近年新規成分に乏しいのが現状ですが、
高齢化もあり、アンチエイジング市場は年々注目され、2015年の市場見込みは6,272億円となり、2010年の約10%もアップしています。(出典:富士経済)

食品同様、アンチエイジングは今後さらに加速すると見られます。
そこで、私が推奨しているのが「オイル美容」。高機能でマルチな役割をもっているので、私はコラムやセミナーなど様々な場面でお話させていただいています。

バラエティ市場では、オイルシャンプーも注目されています。

実は日本人にあまり馴染みがないオイルですが、効果実感もわかりやすいといわれているので、今後もさらに注目している市場です。

2016 / 02 / 15  13:54

【ビューティーフード/インナービューティー】アメリカの食生活バランス基準に見る日本人の食生活バランスとは?

2016年1月、米国食事ガイドラインGL2015-2020年版が公表され、「健康のために砂糖などの糖類は1日総エネルギー量の約10%未満に抑えるべき」―と、初めて糖類の摂取基準が盛り込まれました。

GLは、保険福祉省(HHS)やUSDAが最新の科学的エビデンスを元に、5年ごとに刷新されています。今回のGLは、米国民が肥満や糖尿病など生活習慣病を予防するために望ましい食事内容の基準を示したもので、生涯にわたって食事構成・量などを考慮した健康的な食事パターンを守ることを推奨しており、今回新たに糖質の摂取基準が盛り込まれました。糖質とは、砂糖や添加物、乳糖や果糖などで、ジュースやお菓子、飲料などにも含まれます。

新GLが示す健康的な食事パターンとは、
野菜や果物(ジュースやドライフルーツではないもの)
50%以上を占める全粒穀物食品
脂肪を含まない、または低脂肪の乳製品
魚介類や脂肪の少ない肉・卵・鶏などの肉食品
植物油
1日3~5杯のコーヒー
となっています。(コーヒーについては、もともと習慣がある人で、また砂糖など甘味を入れ過ぎないように注意しなければなりません。)

そして、下記のポイントも追加されました。
糖質摂取量を一日の総カロリーの10%以下にする
飽和脂肪酸の摂取量を一日の総カロリーの10%以下にする
14歳以上のナトリウム摂取量を2300mg以下とする。
コレステロール値の基準は、十分なエビデンスがないということで撤廃されていますが、飽和脂肪酸の摂取基準がそれにとって代わられています。

今後は、アメリカの食生活でよく登場する加糖飲料への課税が、検討されているといいます。
この他、アメリカでは近年、トランス脂肪酸の摂取制限も推奨しており、健康志向がより高まっています。


日本でも、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸などの不飽和脂肪酸などの摂取基準までは出ていませんが、健康面へのリスクから指摘はされています。
ただ、農水省は、日本人の生活習慣病リスクを高める要因のひとつに、塩分(ナトリウム)の取り過ぎをあげており、これらに合わせて気を付けると良いとされています。


過多も気を付けなければなりませんが、やはりバランスが大事なのです。
バランスのとれた食生活アドバイスなども今後は行っていきます。

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2018.11.19 Monday