Clef de Beau-Marketing

2018/4/2創刊★美容マーケティングに特化した業界専門Webメディア Clef de Beau-Marketing (クレド・ボー・マーケティング)

コラム一覧

2017 / 11 / 27  12:57

【オーガニック(コスメ・フード)】オーガニック業界の未来を指南するホールフーズ。2018年の注目トレンドとは?

ホールフーズのバイヤーが注目する2018年トレンドとは?

前回のコラムに続いて、注目されるのは今後のホールフーズの展開でしょうか。オーガニック業界を牽引するといってもよいホールフーズのトレンド情報は、個人的にもかなり注目度が高いです。

早々に、2018年トレンド情報が発表されています。
フローラル・フレイバーやスーパーパウダー、root-to-stemムーブメントなどの流れです。このようなトレンドは、ホールフーズ店舗のみならず、アマゾンでも展開されます。

フローラル・フレーバーでは、ピンクハイビスカスやローズなどのハーブティ、ラベンダーラテ、ライムミントエルダーフラワーのスパークリングウォーターなど、フローラルドリンクやボタニカルの原料を入れたスナックなどに注目があつまります。こういったボタニカル素材は、アロマの観点で消費者から人気があるといいます。
スーパーパウダーとは、俗にいう”スーパーフード”にも含まれる場合がありますが、スムージーやニュートリションバー、スープや焼き菓子などに採用され、日本ではお馴染みの抹茶やマカ、ココアなどパウダードリンクがあります。またアメリカでは大流行している、これも抹茶と同じく私が「逆輸入素材」と呼んでいるターメリックや、スムージーが好きな消費者にはスピルリナやケールも注目されています。肌だけでなく髪のコラーゲンを高めるといわれるプロティンパウダーも、一般化してきたようです。
フローラルやスーパーパウダーは、日本でも手軽さや栄養素の面などで、注目される商品ではないかと思います。

往々にして、消費者は、サステナブルでかつその製品の裏にある本来のストーリーを知ることを好んでいます。来年には、早々に全てのツナ缶製品で少しずつサステナブルな手法をとっていくことや、GEO原料を使用し他製品を排除すること、ホールフーズで提供する全てのメニューのラベルにカロリー情報を表示させることなどを視野にいれており、FDAが指導する栄養表示に対してより透明性を高く示していくとしています。
つまり、サステナブル、原材料やラベル表示などの明確化など事態もトレンドのひとつといえます。日本でもこういった流れはどんどん取り入れられてくるでしょう。

これらを叶えるものとして、中でも個人的に注目したいトレンドが、root-to-stem(ルーツ・トゥ・ステム)です。以前、フードロスが先進国で問題になっているという話を書きましたが、そのフードロス問題を解消する方法として注目されているトレンドで、"root-to-stem movement"としてホールフーズ以外でも叫ばれている。「果物や野菜を最大限に利用する」ということで、日常的にあまり食されない茎や葉なども食べるような“root-to-stem cooking”が注目されています。代表的なレシピは、スイカの皮のピクルス、ビートの葉のペスト、ブロッコリーの茎のスロウ(サラダ)など、消費者に紹介されています。
ただ単にフードロスの観点からではなく、栄養価などの面でも、今後もインナービューティーの分野で注目が高まるでしょう。
このトレンドは、弊社が勧めるビューティーフード・コンテンツでも展開していきたいと考えています。

オーガニックも、もはや新しい時代に入りました。このような次世代ヘルス&ビューティーに引き続き注目していきます。

2017 / 11 / 14  13:00

【オーガニック(コスメ・フード)】【業界時事】Amazon×Whole Foods Market 現況と知られざる戦略とは?

もはや業界の話題の中心の一つになっている、アマゾンによるホールフーズの買収。
第3四半期のアマゾンのネットセールスは、前年同期比で34%UPの437億ドルにまで成長しています(買収以前の数字含む)。なぜアマゾンが“スーパーナチュラル”な小売業態を買収したのか、様々な推測がなされています。

アマゾンとホールフーズは今後も統合を続け、アマゾンではアマゾンプライムやフレッシュなどを使い“スーパーナチュラル”な製品の提供を行い、ホールフーズの消費者優先で届けるロイヤリティープログラムも開始していく見込みです。また、ホールフーズでも改革を進め、今後10年・20年かけて新しい店舗フォーマットを模索していくと言われています。

しかし、ここでアマゾンの本当の狙いがわかってきました。それは、ホールフーズ・アウトレットで販売されるファーマシーの取り込みです。日本のアマゾンではすでに、医薬品等の販売も始まっていますが、本国ではこのような取り組みが昨今の動向から話題を呼んでいます。

アマゾンのホールフーズ買収は、健康・美容業界において、ある意味、新旧のトレンドがミックスした次世代ビジネス統合といえます。私が持論として展開する「革新的ビューティー論」でも、業界内のビジネスモデル変革について論じていますが、(通常買収とビジネスモデル変革とは異なりますが、)オーガニック製品でもECでの流通が一般的になる時代がまもなくやってくるわけで、世界のオーガニック業界での常識が変わるというのは新しい変革になるでしょう。

1
2018.11.19 Monday